前回の記事では、ほぼ暮らせる状況まで(ログハウスに水がくるようになり、電気も通るようになりました。)いきました。
今回の記事では、ログ組だけだとどうしてもできるすき間処理からいきます。
ログハウスを建てる作業手順
まずは、今回のログハウスを建てる作業手順です。大まかに以下の手順を踏めばログハウスが建てられると思います。
今回はSTEP9のすき間処理からになります。
配送されてくるログをうけとります。建てるときのことをある程度考えてスペースを設ける必要があります。
依頼作業
建物の基礎にはいくつか種類がありますが、今回の場合は束基礎でやっています。
依頼作業
最もログハウスを建ててるなーと感じられるものですが、結構あっという間です。
共同作業
屋根の下地として、アスファルトルーフィング(屋根防水の要になる防水シート)を張ります。ここまでやれば、いったんは雨がふっても大丈夫。その後、今回はログ付属のアスファルトシングルで、屋根の仕上げをしています。これも黙々と・・・結構きつい作業です。
セルフ
ドアや窓などを取り付けます。かなりの重さがあるので、ヘルプをたのみました。。。
共同作業
トイレや流しをつけるため、屋根工事完了前に床張をしました。黙々とやる作業になります・・・
セルフ
トイレの設置、流しの設置、水道ポンプの設置、合併浄化槽の設置など、水回り工事です。
依頼作業
接道の電柱からの電線引き込み、内部コンセントや外コンセントの電気工事です。
依頼作業
ログ材と屋根材やログ材と床材、建具とのすき間の処理をします。
セルフ
ログを紫外線や雨から守るため、ログハウス全体を塗装します。
セルフ
実際にログハウスを使い始めてからちょっとしたDIYをしています。ご参考までに
セルフ
すき間処理
ログハウスを組み立てると、ログ材組み合わせ部分や屋根板との接合部や母屋との接合部など、よーくみると隙間になりそうな箇所がたくさんあります。ほうっておくと雨がしみこんだりしてログ材が悪くなる原因になります。
そんなわけでそういった隙間に水が入り込まないようにコーキング処理を行います。
写真がないのですが、まぁまぁ頑張ったと思います。コーキングは以下の手順で行いました。
養生テープを使用して、コーキング材がはみださないようにしていきます。コーキングガンとコーキング材をセットすると、なんとなくチューブでちゅーっとでてくるので、何もしなくてもうまくいくだろうなんて軽く考えていましたが、やってみるとなかなか難しいです。なのではみだしたりして汚くならないように、養生します。
イメージ的にはこんな感じです。
外壁とかだと上から下までだったり、屋根とのすき間も端から端までだし、窓(建具)とログの隙間も4面すべてなので、結構大変な作業でした。
プライマーとはコーキング材をログ材に密着させるための接着剤のようなものです。匂いも懐かしいセメダインのような匂いがします。こんな感じのもので、刷毛でSTEP1の図のオレンジの+青の部分にぬります。なんとなくセメダインをイメージするので、乾いちゃいけないかと思ってしまいますが、数時間乾燥させてから次の工程に入ります。
STEP1の図の青い部分にコーキング材を充填します。言わずもがな、とにかく適量をまっすぐにを基本にやる感じです。色々なコーキングのやり方ページにならい、やりました。
多少はみ出たり細くなったりしても次の工程で直せます。コーキング材の出口は斜めにきったほうが圧倒的に充填がしやすいです。下の図の感じです。
当初、コーキングをやるときにへらの必要性は全く頭にありませんでした。が、これが重要でした。へらでちゃんと押し込む感じで、ぴっちりやる必要があります。へらは先が丸いものやとがったものなど、コーキングする場所により使い分ける必要があります。平面は先がまるいものや平たいもの、角などはとがったものや先が丸くても細いものでやるとやりやすかったです。
これもうっかりすると失敗します。養生テープについたコーキング材が固まってくると、養生テープにつられてコーキング材がもっていかれ、つののような感じで見た目が悪くなります。乾く前にはがしましょう。
こんな感じでやるので、結構大変です。高いところが多いので、脚立を上ったりおりたり養生テープをはがしたときにテープがいろんなところにくっついて、コーキング材が予期しないところについたり・・・
また、乾燥が必要な要素でもあるので、時間もかかります。雨がしばらくなさそうなタイミングをねらうのがいいと思います。
必要なもの
・コーキングガン
・コーキング材
・プライマー、刷毛
・へら
・養生テープ
・脚立
塗装工事
いよいよ残り少なくなってきました。この辺はセルフでこつこつとという感じでしたが、塗装工事です。
5月の終わりから建て始め、なんと9月になって塗装工事をやりました。というのも、水も流れている自然豊かな場所なものでアブがたくさんいるのです。ちょっと外で作業しているとぶーんって数匹寄ってくる。おちついてペンキなんてぬってられない!ってことで、全然できませんでした。
9月のシルバーウィークを利用して3日,4日がかりくらいで夫婦2人でぬりました。
ペンキをどれにするか、色々と悩みました。キシラデコールが有名ですが、ちょっとひねくれた性格なので、キシラデコールではない木目を見せる感じで仕上げられる製品を探して、最終的には和信化学さんのガードラックラテックスという水性塗料にしました。
塗りやすかったし、今のところ(1年半くらい)全然問題ない感じです。色はチークにしました。
建具(ドアと窓)は、嫁の希望もあり白でアクセントにしています。
むらはみえますが、、、よい感じですよね!自己満。
これでひとまずログハウスとしては完成です。ちなみにデッキ部分の床は、2度塗り前。ぬったところがわかるように養生テープで→作ってます。
今回、端折ってやすりがけとかはしませんでしたが、まぁまぁに塗ることができました。ただ、木口部分はしっかりとやすりがけしてからやったほうが良いですね。ぬりにくいです。
必要なもの
・塗料(このリル8で2度塗りして14kgで多少余るくらいでした)
・刷毛(幅が広いのとせまいのと両方あると便利です)
・小さいバケツ(塗料をうつして片手で持って歩けるものがあったほうがいいです)
・養生テープ(建具自体や建具近辺とかその辺は必要です)
・脚立
おまけの工事
STEP10の塗装工事までで基本的な工事は完了です。
ここからいくつか、工事をしています。実施したのは、換気扇・網戸とりつけの2つです。ログハウス自体に対してやっているもののみです。順に簡単にご紹介したいと思います。ほかにもレベルアップしてきていますが、すぐにやったのはこの2つなので、ここまで紹介します。
換気扇
トイレを付けることもあり、換気扇を取り付けています。換気扇は吸気があってこその排気ということで通常は、吸気口と排気口になる換気扇のセットでつけるようです。ただ今回は、あんまりログハウスに穴をあけるのもなーっていうのもあり、1か所で吸気・排気ができるものをさがしました。
で、工事ですが、この1か所の穴のために適切な大きさのホールソー(インパクトドライバなどにつけて丸く穴をあけられるもの)を買うのは躊躇してしまって・・・(高いし・・・)、電気工事をお願いした電気屋さんに電気工事したときに、この大きさの穴を開けてほしいことをお願いしたら、即答OK!うん、みんな優しいですね。
そんな人の優しさにもふれながら、こんな感じで取り付けました。取り付け自体は簡単です。
それほど強力ではありませんが、十分に機能してくれています。吸排気両方の機能が欲しい場合には、おすすめです。
網戸とりつけ
網戸、最初はトリマー使ってとか本格的にも考えていましたが、そこまでやらなくても、まぁまぁきれいに張れそうな気がしたので、超お手軽にとりつけました。写真がないのですが・・・
ちなみに網戸の色によって外の見え方が違うって、みなさん意識していましたか?
網戸の色によって外の見え方(中の見え方)が結構違うんです。せっかく自然たっぷりのところにいるので、外が見えるようにしたい(人はこないので中はみえてもいい)ので、黒を張っています。
お手軽な方法は、(網戸ははめごろし)
①網戸を窓にひろげながら2人がかりで両面テープでまずは窓のさんにはりつける
②両面テープのもう1面の粘着面をだし、板材をとりつけ
③板材を窓のさんにビス止め
テープは強力な両面テープ「全天テープ」を使いました。気密性も確保できていいですよ。このテープは、色々と重宝しました。
ログハウスを建てる、全4回にわたって記事を記載してきました。
ひととおり、これでよい感じに住めるログハウスにはなります。
だいぶ便利も取り入れたので、キャンプ感はなくなりましたが、雨とかでも行ってゆっくりできるようになったので良かったです。このあとも少しずつ、改良しているのでぼちぼち記事にしていきたいと思います。
キャンプ場作りの本丸にはなかなか手がつきませんが・・・
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